子宮摘出したがん患者への子宮移植が成功

子宮移植手術が世界で初めて実施された。子宮移植手術を実施したのは、スウェーデンのイエーテボリ大で、 16日までに2件の子宮移植に成功した。

移植を受けた2人の女性はいずれも30代。うち1人はがん手術で子宮を摘出した女性で、残る1人は先天的に子宮が無い患者だった。 子宮の提供者はいずれも患者の母だった。

手術は問題無く終了し、術後の患者の容態も良好、子宮を提供したそれぞれの母も体調良く、数日以内に退院の予定。

がん治療のために、子宮摘出や放射線治療が不可避の場合には精神的にもがん患者が苦しめられる。

既存の最先端の取組みとしては、卵子の冷凍保存で望みを繋げた。がん治療前に卵子を取り出して、極低温で冷凍保存しておき、希望する時期に体外受精を試みる取組みは多くの臨床例が報告され始めている。

今回の子宮の移植は全く新しい取組みで、今後の患者の経過が注目される。

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