Archive for 2012年11月14日

膵臓がん新治療法で改善

膵臓がん治療の新しい抗がん剤治療法が注目を集めている。 膵臓がんの延命効果が確認されたためだ。

抗がん剤のアブラキサン(パクリタキセル)とゲムシタビン(ジェムザール)の併用で、生存期間が延びることが確認されたのだ。アブラキサンは、抗がん剤「パクリタキセル」をヒトアルブミンと結合させた懸濁注射剤だ。

スイスの製薬会社セルジーンが、未治療の進行性膵臓がん患者を対象とした治験を実施し、アブラキサン(パクリタキセル)とゲムシタビン(ジェムザール)の併用治療で第3相臨床試験の結果、全生存期間が有意に改善したのだ。さらに、この2つの抗がん剤を併用する新治療法の安全性は、アブラキサンの単独療法の臨床試験と同等だったとされる。

膵臓がんの抗がん剤は種類が少ないため、新治療法に期待が高まっている。

日本初の前立腺がん新薬

前立腺がん治療用の抗がん剤新薬「ゴナックス 皮下注用」が新発売された。

新薬ゴナックス(一般名:デガレリクス酢酸塩)は、前立腺がん患者のがん増殖を促進してしまう男性ホルモンのテストステロンの発生を抑えることで、前立腺がんの増殖を抑制する効果がある。

海外では既に62か国で承認されている皮下注射される抗がん剤だ。日本では2012年6月29日に承認取得し、同年8月28日に薬価基準に収載された。

アステラス製薬から、2012年10月23日(火)に販売が開始される。